伴侶の葬儀
私は男性73才、妻を亡くしてから1年が経過した者です。
大切な伴侶が亡くなるという事実、それは覚悟している人にもしていなかった人にも同じように辛いことです。
しかし、悲しんでいる間もないほどやらなければならない事がたくさんあります。人ひとりがこの世からいなくなるのですから、当たり前と言えば当たり前ですね。
でも、その事実に備えている人はほとんどいないのではないでしょうか。
葬式後の手続きについては、いろいろな本などで紹介されていますし、担当した葬儀屋が親切に教えてくれはします。
しかし、実際に経験してみると、あまりにも多くの項目があり、何から先に手を付けてよいか、手惑いました。
そこで、あえて経験した者が実体験として伝えて、皆さんに役立てればと考え、まとめてみました。
私のように妻を亡くした人だけでなく、ご主人を亡くされた奥さんや、その他の家族を亡くされた方でも、基本的なところは同じです。是非参考にして見てください。
家族死亡後の手続き項目
◎取り敢えず急ぐもの
- 死亡診断書…医師よりもらったら3部位コピーしておく(後々いろいろな届出に必要になる)
- 死亡届、火葬埋葬許可書…一般的に葬儀屋が手配する
◎葬儀が終わって落ち着いたら
①健康保険、住民票、戸籍、その他証明書関係の手続
市区町村の担当窓口に行き、いろいろなこと教わる
②国民年金
最寄りの年金センターに行き、手続き(事前に電話しておくと良い)
③入院保険関係
加入している保険会社に問い合わせて手続き
④携帯電話の取り消し
電話加入権の名義変更…最寄りの電話会社に連絡、手続き
⑤クレジットカード類
それぞれのカード会社に連絡し、解約(退会)の手続き
⑥預金通帳
通帳残高を10円位残し、全て自分の口座に移す
※ご主人を亡くされた場合でも、相続税の計算に影響しない範囲なら、後の面倒がなくて済み、法事などにも利用できる。但し、相続税の計算に影響を与える場合は役所の窓口で指導を受ける。
⑦葬儀のお返しリスト作成と業者への手配(四十九日後)
◎後日でも良いもの
- 株式、債券、損害保険関係など…契約会社に連絡して手続き
- 運転免許書の返還…所轄の警察署に連絡、手続き
- 喪中はがきの作成…死亡年度の11月末には発送する
ざっとこのような流れですが、その他手続き上で忘れているものは無いか、家族でチェックしましょう。