今度は加湿器を手作り~乾燥対策
前回の記事から、季節がすっかり変わってしまいました。
今年は暖かい年末年始だそうで、有り難い限りです。
これから冬に向かって暖房すると、必ず問題になるのは部屋の乾燥です。
家電の加湿器は効果の良いものほど高価格で、安いものは効果が少ないようです。
それと水の補充や掃除などで手間が掛ります。
そこで、効果が少なくても、わずかな日用品のあまりで簡単に作れる、加湿器もどきの代用品の作り方を紹介します。
加湿器を作りませんか! (タオル式簡易型加湿器)
1.材料
- キッチンボール(使ってない古いものでよい) 1ケ
- ペットボトル(2ℓ、空いているもの) 1本
- タオル(フェースサイズで古いものでよい) 1枚
2.作り方とセットの方法
図―Aのようにペットボトルのキャップ部分から少し下側をカッターナイフでカットする。
図―Bのようにペットボトルに水を満杯に入れボールの真ん中に立てる
ボールにも水を半分くらい入れる
材料で用意したタオルの長さを20センチ位カットして短くする
上記で用意したタオルを水に浸し軽く絞って置く
図―Cのようにタオルをペットボトルにかぶせ、裾の方はボールに広げ水に浸しておく
「以上でタオル式加湿器の完成です」
3.タオル式加湿器の使い方と特徴
この加湿器の大きなメリットは、ボールの水が少なくなるまで(数日間)放置出来ることですが、ほかにもいろいろメリットがあります。
- ボールの水が少なくなったら入れ替える。その時一緒にペットボトルの水も入れ替える
- タオルも同時にゆすぎ直し、かぶせ直す
- 電気コードなどなく、置き場所は自由で、電気代も全くなく、コストが掛からない
- 市販の加湿器から出る熱い湯気や動作音などなく、寝室や病人のいる部屋などに向いている
4.タオル式簡易型加湿器の効果測定
比較的小型の市販されている加湿器(某メーカー品 8,500円)を購入して湿度効果を実測比較をしてみました。
【条件】
12月中旬の3日間、場所は一戸建て、6畳間、 エアコン動作時間 7時間
( 1日目 ) (2日目) (3日目)
エアコンのみの場合 市販品の場合 自作品の場合
動作開始時の湿度 38% 40% 39%
動作終了時の湿度 30% 45% 39%
開始時との差 ―8% +5% 0%
5.測定結果と効果の比較
上記の結果、この部屋はエアコンを入れると湿度が8%位下がる、市販の加湿器を付けると5%アップし、その結果7%+5%=12%の改善効果があったことになります。
一方、自作品では8%+0%=8%の改善で何とか開始時の湿度を保てる程度でした。
自作品はさすがに市販品には及びませんが、もっと狭い(4帖半など)部屋ですともっと効果が上がるのと、危険性や音が無いので人の近くに置くことで更に効果があると思います。
6.まとめ
効果はそんなに高くはないが、手間もコストも掛からない利点を考え、作ってみて、少しでも乾燥からのどを守り風邪予防に役立ててみては如何でしょうか。